どうも、管理人のノマルです。
サラリーマンのみならず、社会で働く人であれば、誰しもが一度は悩む今後のキャリア。
でも、働き方改革が叫ばれている昨今、
という人も多いのではないのでしょうか。
今回は、
キャリアプランはノープランでも良いじゃない!
という考え方のお話です。
キャリアについて考える時期
ここで言う「キャリア」は、働き方や生き方と定義しておきます。
(世間一般では、仕事、出世、経歴など、様々な意味で使われていてちょっとふわっとした言葉ですね。)
30歳前後で転職を考える人が多いのも、自身の今後のキャリアを真剣に考え始める時期というのもあるのかなと思います。
新卒の方などはまだ目の前のことで精一杯で、あまり考えられていないかもしれませんが、仕事に慣れてくる3〜5年後ぐらいから色んな事を考えるようになることが多いです。
キャリアというのは、一度意識し始めると働いている限りはずっとつきまとうものでしょう。
また、30歳前後は多くの人が転職や結婚、出産など、人生で大きな転機を迎える時期でもあるので、自分は、または家族は、今後どのように生きていくのか。
生きていると、考えざるを得ない状況はやってきます。
よくあるキャリアの描き方
キャリアの話は、上司との面談では定番ですよね。
私がよく言われたのが、
- 今後やりたいこと
- 3年後、5年後にどうなっていたいか
- 目標とするポジションは何か
みたいな話です。
大体は、最終的な到達点を描いて、それに向かってキャリアを考えて行こうよ、みたいな話ですよね。
到達点を目標として定めると、最短距離でそこに向かおうとするわけですから、そりゃまぁ効率的ですわな。
目的を決めて向かうのが、社会人として当たり前だ!的な。。
言わんとしてることはもちろんわかるんですが、目標達成意欲もさほど高くない意識ゆるい系サラリーマンには、なかなかしんどい話です。
私のキャリアプラン
もちろん私は意識ゆるい系サラリーマンなので、上司から面談の度にこういった話をされた時は、考え中と濁したり、濁しきれない時は当たり障りのない回答で適当に流していました。
でも、私は結構真面目なので、そう言われた後は何度かキャリアプランを真剣に考えようとしました。
しかしまぁ、考えても考えてもぜんっぜん出てこない!
それっぽい答えは一応出るんですけど、今後ずっとそれを目指して行くほど熱い思いは無いですし、やってくうちに気分が変わりそうなニオイがプンプンしますし。。
そもそも、前もって到達点を決めて、逆算して向かって行くことが、何というか個人的にはつまんないんですよね。
仕事は納期もあるので、逆算して行動していくのは大切なことですが、自分の人生となると、先がわからない方が未来が楽しめるというか。
性格的に、今を頑張っていれば、そのうちなんか面白い感じになるんじゃないかなーと思うんですね。
そんな楽観的な方、結構いると思います。
キャリアプランはノープランでも良いの?
結論から言うと、ノープランでも全然問題ありません。
タイトルの通りですね。
私が研修や本、ネットで調べた所、人生の到達点みたいな所は明確に決めずに、今を積み上げていくイメージの考え方があります。
長期的にはノープランで、都度選択していくイメージですね。
世間一般で成功者と言える人の中にも、そういう人は結構居るみたいですよ。
大きく分けると、
- かなり先の大きく明確な目標を定めて逆算しながらそこに進むタイプ
- 目の前に現れた選択肢を、自身の経験や感性から選択して積み上げて行くタイプ
があります。
これ、どっちが正しいとかはありません。
キャリアプランと言っていますが、ライフプラン、人の生き方的な話ですからね。
明確に目指したい到達点があるならそこを目指すべきですし、未来の事なんてわからないからとにかく今を頑張ろう、というのならそうすべきです。
決して他の人がとやかく言うことではないです。
業務単位では逆算した仕事をするべきだと思いますが、昨今は時代の変化が早く、ビジネスの世界でも逆算方式だと変化に対応できないので、後者の考え方が重要視されてきている流れもあります。
PDCAではなく、DCAPの考え方ですね。
参考になる考え方
プランド・ハプンスタンス(計画された偶発性)
この考え方に出会った時は、私は衝撃を受けました。
1999年、スタンフォード大学のクランボルツ教授が提唱したキャリア形成に関する理論で、キャリアは偶然や予期せぬ出来事に対して最善を尽くし、積み重ねるものという考え方です。
実際に教授が行ったキャリア分析によると、成功したビジネスパーソンの大半が「現在の自分のキャリアは偶然によるところが大きい」と答えたそうです。
ウチの会社では「いい歳して自分のキャリアも考えてないのか」みたいな事を言われるんですが、まったく落ち込む必要はなかったってことですね。
私はこの考え方に出会った時に、チクショ〜真面目に悩んで損した!ってぐらい衝撃でした。
ちなみに、よくキャリアアンカーという言葉と対にして例えられるみたいなので、気になる方はググってみてください。
上司との面談で聞かれた場合
ただ、ノープランの皆様は、面談で上司からキャリアプランの話を振られた時、ノープランであることはなぜか言いづらくないですか?
上司も、目標を描くように勧めてくる場合が多いので、ノープランだとなぜ後ろめたい気持ちになりますよね。
上で書いたように、ノープランでも何ら後ろめたく感じる必要はありません。
ただ、何もない、ノープランですと言い切ってしまうと、ちょっと感じが悪く、下手するとやる気がないと捉えられてしまうかもしれませんよね。
そこでプランド・ハプンスタンスの話なんかした日にゃあ、扱いづらいヤツ認定される可能性もあります。
未来のことはわからないと言いつつ、今の部署に居続けたいか、もしくはいつ異動したいかぐらいは考えて話すと良いでしょう。
会社の立場からすると、社内でキャリアプランを描いてもらった方が安心ですから、上司が聞くのも仕方ない側面もあります。
ただ、本質からすると人がとやかく言う問題ではないですし、まったく悪い考え方ではないので、堂々としていましょう。
結論:キャリアプランに縛られすぎないようにしよう!
キャリアプラン、仕事への意識が高い方は明確なプランを持っている人も多いと思います。
ただ、意識ゆるい系の方はそこまで考えていないですよね。
そんな時は、キャリアプランというよりライフプラン、プライベートを含めた自分の生き方を考えてみれば、何か見えてくるものがあるかもしれません。
ザックリとした目標を立てたり、抽象的な目標を立てる人だっていると思います。
それは人それぞれなので、そんな自分を肯定してあげましょう。
あと、考えるのは大事だけど、立てたものに縛られすぎないようにしていきたいものですね。
未来は予測できないから、人生は楽しいんです。
ただ、上記であげた理論は「考えた結果」の話なので、何も考えないのではなく、考えたけど何も出ない!という結果だけは持っておきたいものです。
それではまた!