パソコンが使えないと仕事にならない時代になりましたが、それに伴い、目が疲れて困っている方も増えているのではないでしょうか。
パソコンによる疲れ目は、特定の事務職の職業病ではなく、多くの会社員が抱えている悩みだと想像します。
最近ではそれなりの性能のノートパソコンも増えたせいか、多くの企業でノートパソコンが主流なようです。
ということで、今回はノートパソコン+USBキーボードの使用をオススメします。
以下のような方々はぜひこの記事を読んで検討してみてください。
- 職場で長時間ノートパソコンを使っている
- 最近目が疲れている
- ノートパソコンを使うときの姿勢を正したい
意識ゆるい系会社員は、仕事に優しく、目にも優しくありたいものですね。
それでは行ってみよー!
ノートパソコンはなぜ目が疲れる?
私は転職経験者ですが、異動も含めて数々の職場でノートパソコンを触ってきました。
高スペックのPCが必要な仕事は別ですが、通常の事務レベルであればほぼノートパソコンでまかなえる時代です。
ただ、長年ノートパソコンとにらめっこしてきた私の目(裸眼)も、着実に視力が落ちてきています。
そんな私が感じるノートパソコンの問題点は、
ディスプレイとキーボードが近い
の1点に尽きますね。
キーボードを打とうとすると画面が近くなるので、当然、目には悪いです。
また、集中してキーボードを打っていると、気づけばさらに画面に目が近づいていることがあります。
デスクトップも一時期使っていたのですが、その時は画面に目が近付くことが少なかった気がします。
皆さんの職場でも、前かがみの姿勢でノートパソコンにかじりついている人がいるのではないでしょうか。
ノートパソコンの長時間の利用は、目が疲れたり視力が悪くなったりするだけでなく、姿勢まで悪くなってしまいます。
そもそも、元々ノートパソコンは外出先でも使えるようにこの形態になったハズなのですが、取り扱いやすさから、結果的にデスクワークの据え置きPCとして使われるようになった、という状況だと推測します。
確かに、会社のPCを総入れ替えする時は、この方が圧倒的に簡単でコストが安いです。
大げさに悪く言ってみれば、会社都合で社員の目の健康を犠牲にしているわけですが、このご時世、会社の予算にも限りがあるので、仕方ない部分もありますね。
せめて自分の工夫で回避できれば…ということで、「ノートパソコン+USBキーボード」 を今回オススメします。
ノートパソコン+USBキーボードのススメ
USBキーボードというとピンと来ないかもしれませんが、要はデスクトップPCで使うような外付けのキーボードを、ノートパソコンにつないで使うという意味です。
キーボードが2つになるので、実際にやる人があまりいないのかな?と思うのですが、やってみてわかるメリットがたくさんあります。
デメリットも多少あるので、以下見比べてみてください。
メリット
画面との距離が取れる
当たり前ですが、画面とキーボードの位置が離れるので、顔と画面の距離も自然と離れます。
実際に使い始めると、私はパソコンから目を離した時の焦点が合わずに一瞬ボヤける症状が緩和されました。
パソコンが変わっても同じキーボードが使える
普通の企業だと、パソコンの入れ替えや人事異動などで、数年に1度、パソコンが変わることでしょう。
大体はリース契約だと思いますが、機種が変わってタイピングがしづらくなったということが起こりがちです。
その点、USBキーボードにしておけば、キーボードが壊れるまでは変わらずタイピングできますし、好きなタイミングで変えることもできるので、余計なストレスを感じずに作業ができます。
好みのキーボードが選べる
意外と知らない方が多いのですが、パソコンによってキーボードのキーの間隔が微妙に異なります。
普段使っているモノから変わったときにタイピングがしづらくなるのは、これが原因です。
私は手が大きく、キーの幅が小さいものが苦手なので、キーの間隔が狭くなりがちな、テンキー (数字のキー)が右側についているノートパソコンがとても苦手です。
自分の好みにカスタマイズできると、仕事の効率化にもつながりますね。
デメリット
机が狭くなる
当然、追加でキーボードを置くので、机の上はその分狭くなります。
ただ、後でオススメする「パソコンを台に置く」ことができれば、机の上があまり狭くならずに導入することができます。
USBキーボードの費用がかかる
おそらく会社では買ってくれないと思うので、1,000~2,000円程度自腹を切る必要があります。
今これを見ている会社のお偉いさん、福利厚生と思って導入してあげるのはどうでしょう?
社員の健康を気遣って、強制的に使わせるぐらいでもいいかもしれません。
USB差込口が減る
最近はブルートゥースの機器も増えてきましたが、USBの差し込み口がそもそも少ないノートパソコンも多いです。
マウスなどと取り合いになる可能性があるので、購入前にチェックしておきましょう。
ちなみに、USBを拡張するこんな商品もあるので、必要に応じて使いましょう。
オススメの使い方
ズバリ、「ノートパソコンを台に乗せる」のがオススメです。
本体ごと高くし、ディスプレイを顔の高さに近づけることで、キレイな姿勢を維持しやすくなります。
キーボードは台に乗せずに机の上で使いますが、使わない時は台の下に置けるようにしておけば、邪魔で作業ができないということも防げます。
また、向かい合って座っている方だと、ディスプレイが高くなる分、仕事中は向かいの席の人と顔を合わせなくて済むというメリットもあります。
このおかげで、私は心置きなく大きなあくびができるようになりました。
おすすめのパソコン·ディスプレイ台
参考までに、ディスプレイ台をいくつか貼っておきます。
- ポイントは、
- あまり横幅が広すぎない
- USB キーポードが下に入るサイズ
の台を選ぶことです。
机が狭くなってしまうので、なるべくギリギリのサイズを攻めた方が良いでしょう。
市販で良いサイズがなければ、100均で木の板と棒、ネジを買って、自分でカットするというやり方もあります。
コストも抑えられるので、時間的に余裕がある方はぜひ試してみてください。
その他の疲れ目対策
視力は一度落ちるとほとんど戻りませんので、できる対策はやっておいて損はないはずです。
参考までに、他に私が実践している方法を書いておきます。
ライトを暗くする
ディスプレイの明るさを下げます。
初期設定ではかなりの明るさになっていますので、ちょっと暗いかなと思うぐらいまで下げておきましょう。
一説では、ブルーライトカット眼鏡をかけるより効果があるとも言われていたような気が。(適当)
ブルーライトフィルムを貼る
ブルーライトカット眼鏡は既に市民権を得たような形ですが、私は眼鏡が苦手で頭痛がしてしまうので、パソコンの画面に貼るタイプのモノを使っています。
よく考えると、そもそもなぜ眼鏡で対策する必要があるのか。
パソコンの画面が頑張れば済む話ですよね。
目薬をさす
一応上げておきましたが、これは目に優しくという意味は10%程度しか含まれていません。
私は主に眠気覚ましとして使っています。
ただ、「アイツ眠そうだな」と思われないように、表面上は目が疲れたフリをして差すようにしています。
処世術みたいなもんですね。
ちなみに、私が愛用している目薬はコレ↓です。
価格のバランスと、目への優しさを考慮して選んでいます。
なるべく頻繁に遠くを見る
これは結構大事です。
私の会社には屋上があるのですが、昼休みにはそこで数分間、遠くを眺めるようにしています。
間違いなく目には優しい行為ですし、何か目の奥の方がスッキリする感覚があります。
昼休み以外でも、なるべくこまめにパソコンから目線を外し、部屋の中の一番遠いところを眺めるなど、焦点が一定の距離で凝り固まらないように注意しましょう。
最後に
私は裸眼ですが、社会人になってからも、事務職をするまでは両目1.5 ぐらいはキープしていました。
ただ、パソコンが中心の事務職になって以降、今は 0.5〜0.8ぐらいまで下がっています。
当たり前ですが、パソコンは明らかに目に悪いですね。
ただ、仕事をする上では避けられないこともまた事実です。
少しでも目のストレスを緩和できるよう、お金をかけてでも対策をしていきましょう。
皆さまに、長くゆとりのある意識ゆるい系会社員ライフが訪れますように。