就職・転職 PR

【転職経験者が語る】転職が決まった後の退職の伝え方・手順の具体例

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

転職を考え始めた頃は、どこにどうやって転職するのか、期間が長くなればなるほど転職先を探すことに必死になりますよね。

夢中になって活動を続けて、いざ転職先が決まったり、退職が現実味を帯びてきたりすると、

ノマル
ノマル
どうやって会社に伝えようか…

と、ふと我に返るものです。

今回は私の転職経験をもとに、退職を会社に伝える具体的な手順をお伝えしたいと思います。

どうやって伝えようかと悩んでいる方の後押しになればと思います。

退職を伝える上で注意すること

まず、退職を伝える上で最低限気を付けておきたいことを上げておきます。

当たり前の話でもあるので、わかっている方はサラッと流し読みしてくださいね。

転職が決まる前に会社に言わない

退職を会社に伝える上でまずNGなのが、「転職が確定する前に絶対に言わないこと」です。

1ヶ月後には退職しなければいけないタイミングで内定が出そうな時など、退職までの期間が短くて会社に迷惑をかけてしまうのでは…という心配から、最終面接あたりで上司に転職を匂わせてしまう方がいます。

仕事への責任感が強かったり、今の職場の同僚を思いやる方に多いですね。

気持ちはとてもよくわかりますが、転職先から内定が出る前に会社に伝えることは絶対にNGです。

転職できない可能性が数%でもあるうちは、早めに匂わすのではなく、その数%をゼロにすることに集中しましょう。

転職を宣言しておいて残留した時の周りの目というのは、本当に厳しいものがあります。

当然、会社側も退職の意向を聞いた段階で、人事異動を考え始めるでしょう。

一度意思を伝えてしまうと、仮に会社側が何も思っていなくても、腫れ物扱いされているように思ってします。

最初は辞めないように気をつかわれるかもしれませんが、よほど優秀な方でない限り、代わりの人材が育ってきたら干される可能性も大いにあります。

なので、内定を貰っても条件を含めて転職を確定させたタイミングで初めて伝えるようにしましょう。

ただし、かなり劣悪な環境のブラック企業に勤めていて、とにかくすぐに辞めてから転職活動した方がいい場合もありますので、その時は無理せず体を第一に考えてくださいね。

転職内定後に条件を確認すること

上でも少し言いましたが、転職先から内定を貰ったらすぐに会社に退職を伝えずに、もうひと我慢です。

転職先での給与や勤務の条件はしっかり確認しましたか?

福利厚生などを含めた、実際の手取り額なども確認していますか?

選考中にはなかなか聞きづらいこともあると思いますが、内定を貰った後は遠慮なく転職先の担当者に聞きましょう。

これからお世話になるのに図々しくないかな…とか、鬱陶しがられないかな…とか思う人もいるかもしれませんが、できるだけ細かく確認してください。

給与額はもちろん、勤務時間、勤務場所、転勤の可能性など、募集要項に細かく書かれていない部分がたくさんあります。

入ってしまってからでは遅いので、内定後は気になる部分をしっかり確認しましょう。

転職を断念する致命的な条件が出てくることもあるので、最終確認のタイミングと思って積極的に聞いてください。

ちなみに、私は内定後に細かい給与がすぐに出せないと言われましたが、家族もいるので給与額がわからないと決断できないと伝え、基本給の大体の概算と福利厚生をすぐに教えて貰いました。

転職先から内定を貰ってホッとしてしまい、この最終確認がおろそかになる方が多いです。

転職を断念する可能性もある部分なので、後悔しないためにも必ずやってくださいね。

誰から伝えれば良い?伝える順番は?

前置きが長くなりましたが、いよいよ転職を決断した後の話です。

最初に誰に伝えるべきか、まずは悩む所ですよね。

「まずは直属の上司に伝える」と言うのが世間の常識ですが、実際は仲の良い同僚には先に話すこともあります。

私の例で言うと、同僚に転職活動仲間が居たので、その同僚とお互いに進捗はいつも共有していました。

転職先が決まった後は、口止めを約束しつつ、1番にその同僚に伝えました。

上司に伝えると言うのは、やってみるとわかりますが、結構なストレスを感じます。

その前に仲の良い同僚に話せるというのは、少し気が紛れて心強いので、信頼できる同僚がいる場合は先に共有するのもアリですよ。

ただ、会社全体に情報を広げるのはやはり直属の上司がスタートであるべきなので、同僚から広がらないように注意しましょう。

私の場合は、同僚に共有した後、直属の上司に話して、その上司から各所に伝えてもらいました。

また、所属のメンバーに伝えるタイミングは上司と相談して決めましたが、引き継ぎの時間が必要なので、なるべく早く伝えたいという意思を伝えました。

退職まで1ヶ月半を切ったタイミングでの決定だったので、引き継ぎや有給消化も考えるととにかく早く伝えたかったのですが、結局上司に相談してから2週間ほど待たされました。

最後3週間ほど有給休暇を取りたかったでしすし、仲の良い同僚とは最後に飲みに行きたかったので、2週間を待たずに、仲の良い同僚には先に伝えて回りました。

上司としては、メンバーが不安にならないよう、人員の補充を検討するために2週間も待たせたのだと思いますが、個人的にはあまり意味がない時間だったと感じています。

やはり、他のメンバーとしてもその待たされた2週間があったことは後で知られるので、あの時はもう決まってたのか…とか、モヤモヤした気持ちになりがちです。

さっさと伝えて、新しい体勢で動き始める方がよっぽど合理的なので、上司がなかなか伝えない場合は、コアメンバーには自分で伝えて行くのも良いでしょう。

法的にはいつまでに言う必要がある?

正社員の場合は、最低でも2週間前に退職を伝える必要があるようです。

本当に2週間前に言う方はあまりいないと思いますが、大抵の場合、会社ごとに就業規則に退職を伝える期限について記載されています。

おそらく、1ヶ月前と定められている会社が多いのではと思います。

円滑に転職を進めるためにも、これは転職活動前に調べておいた方が良いです。

就業規則上の期限を知っていれば、もしも転職先で早めの入社を打診された時にすぐに検討できますからね。

とはいえ、2週間〜1ヶ月前というのはかなりギリギリのタイミングなので、有休を全て消化することも考えると、できれば2〜3ヶ月前ぐらいには伝えられるとベストだと思います。

私は1.5ヶ月前という遅めのタイミングで決まったので、引き継ぎ資料の作成はフライングで始めるといった工夫もしましたが、それでも有休は少し余ってしまいました。

選考のタイミングによってはどうしてもギリギリになることは多々ありますが、可能であれば早めに伝えるのが吉です。

どうしても退職を伝えるのが難しい場合は

世の中には色んな職場があり、色んな同僚・上司がいます。

普通では想像できないようなパワハラ上司や、どうしても苦手な上司というものが存在します。

退職を伝えるというのは、会社に別れ話を告げることですから、ストレスがかかるのは当然です。

どうしても自分から言うことが出来ず、転職に踏み切れないという方も実際にいらっしゃるので、最近では退職代行などに頼るのも1つの手です。

私の経験上、転職後、数ヶ月も経つと、自分から積極的にコンタクトしなければ前職の人との関わりは驚くほど無くなります。

だったら、退職代行を使うタイミングでスッパリ人間関係を切るという考え方も、少しタイミングが早まるだけなのかもしれませんね。

①退職代行サービスのNEXT



退職代行ガーディアン



退職の話が切り出せずに本当に困っている方は、一度検討されてはいかがでしょうか。

その他、内定を貰ったらやるべきこと

転職先から内定をもらうと、どうしても気が緩んでホッとしてしまいがちなのですが、まだまだこれからですよ!

気を抜いてしまいそうなのをグッと我慢して、以下を進めましょう。

辞める会社と新しい会社の窓口の確認

内定を貰ったということは、新しい会社との連絡はすでに取れていると思いますが、意外と忘れるのが、退職後に対応して貰う現在の会社の人事担当の確認です。

退職後も源泉徴収票をもらったり、退職金の手続きであったり、やりとりはそれなりにありますので、対応してもらえる部署などを確認しておきましょう。

有休消化の計画

上でも書いたとおり、私は1ヶ月半前には上司に伝えましたが、諸々あって結局1ヶ月切るぐらいまで全体への共有を待たされました。

私の会社を見ていて思ったのは、退職時の有給消化について、会社側は全部取得しろとは言う割に、積極的に管理する気は全くないということです。

一応取得するようには言っておいて、なるべく出勤して助けて貰おうとしているのかな?と感じました。

休む日を会社任せにしてしまうと、結局有給休暇を余らせてしまうことになるので、休む日の計画はこちら側できっちり決めて、会社に伝えていきましょう。

私のようにギリギリまで待たされてしまう方は、全体に伝えたその日に辞めても何とか大丈夫なぐらいに引き継ぎの準備をしておくぐらいでちょうど良いと思います。

引き継ぎの計画

内定を貰ったタイミングから引継書の作成は始めておきましょう。

できれば、自分が居なくても見ればわかるぐらいの引継書を書きたいところですが、可能な限りキッチリ作っておきましょう。

これをしていたおかげで、私はだいぶ有休を取得できました。

その他手続き

扶養家族がいる場合は健康保険証の引き継ぎ、転職に合わせて引っ越す場合は住民票の転出・転入届の手続きなども必要です。

確定拠出年金などを給料天引きで積み立てていた場合も手続きが必要で、これが地味に面倒です。

このあたりは転職後でも何とかなる作業ですが、健康保険証は持っていない期間が何かと不便なので、持っていない期間がないよう、手続きは早めにしておきましょう。

会社に伝えるタイミングは大切

転職活動というのは、自分の心が非常に揺れ動きます。

特に、転職が決まる寸前や内定をもらった直後などは気持ちが高揚してしまい、前のめりな判断をしてしまいがちです。

家族がいる方は割と冷静に慎重になれるのですが、独身の場合、給与をロクに確認もせずに転職を決めてしまうというのも割とある話です。

それぐらい、冷静さを欠いてしまうのが転職活動です。

内定を貰った後も、会社に言うべきタイミングだけは冷静に見極めて、ほぼ100%転職を決意したタイミングで言い出すようにしましょう。

後悔の少ない転職活動を!